独立開業時はチラシを使った宣伝を検討することも多いと思います。知らない人から紙を渡されるので、受け取った見込み客の注目度は格段に低い状況から始まります。手に取ってそのまま捨てる人も多いチラシですが、効果を出す方法を知っておく必要があります。

チラシに含めるべき内容

チラシには絶対含めるべき内容や絶対に書かなければいけない内容があります。しかし、この内容が抜けてしまっているチラシは、意外と多く、その内容では思ったような反応はとれません。

チラシに必要な要素は以下の通りです。

・お客様のメリット
・目を引くためのキャッチコピー
・USP(事務所の特徴、強み、選ばれる理由など)
・連絡先(住所、電話番号、事務所名、地図)
・写真(先生の写真、所員の写真、事務所内の写真、事務所外観の写真など)
・お客様の声
・サービス名
・料金
・事業への思い(なぜ独立したか、なぜこのサービスを始めたかなど)
・実績(実績〇年、〇案件の経験など)
・ビジネスフロー(問合せから契約までの流れ、無料相談から契約までの流れ、来所後の流れなど)
・連絡手段
・行動を起こさせる文章
・信用を得る内容(このチラシを信用していいかどうか)

これから作成される場合は、ぜひ上の要素がきちんと入っているか、最後にチェックしてみてくださいね。

では各要素をどのように作り込めば良いのか、詳しく見ていきましょう。

お客様のメリット

チラシで最も重要なのはお客様のメリットです。例えば、「お客様がサービス・商品を購入することで得られるメリット」などです。

つまり、定価1万円の商品を、定価1万円で掲載することはメリットがあるとは言えません。
ここを勘違いしてしまっているチラシも多いため、必ずないといけないオファーが設定されていないチラシも多くみかけます。

例えば、「相談」が「有料相談」になっている場合が、これに当たります。有料ではチラシを受け取って、問合せするメリットがまったくありません。
メリットがなければ、チラシから反応は得られないので、十分に考えて訴求しましょう。

士業に合うオファーは、「無料相談」「無料セミナー」「小冊子プレゼント」などです。できるだ事務所に実際に来てもらえるようなオファーを設定するのが良いでしょう。

目を引くキャッチコピー

ほとんどの場合、チラシは読んでもらえずチラシを受け取った人は、一瞬でいるかいらないかを判断します。いらないと判断されたチラシは、すぐに捨てられます。いくら中身を作り込んでも、読んでもらえなければ効果を発揮しようがありません。そのため、まずは手に取ってもらう工夫、捨てられない工夫をするのがポイントです。

最も簡単なのは、キャッチコピーで目を引くこと。キャッチコピーは、読もうとしなくても目に止めてもらえるよう、大きい文字サイズで作成しましょう。キャッチコピーに入れる内容は、「伝えたい内容」ではなく、チラシを受け取った人が「メリットに感じる内容」です。

USP(事務所の特徴、強み、選ばれる理由など)

USPとは、「ユニーク・セリング・プロポジション」と言って、事業の特徴や強みのことです。

チラシでは、なぜ問い合わせる(依頼する)と良いのか、どんな得があるのかを伝えることが重要です。問い合わせるメリットがなければ、チラシを受け取った人は、行動を起こしてくれないからです。

事務所のUSPを探し出し、チラシ上で簡潔に伝えられるようにしましょう。

業務名

チラシを受け取ってくれた人にまず伝えたいのは、「どんなサービスを提供しているか」です。

大事なのは事務所名よりも、どんな業務を行っているかを伝えることです。事務所名よりも、サービス名が目立つように作成しましょう。

顔写真

お客様に信用してもらうことは非常に重要です。それを考えると、チラシにも顔写真は必須。顔の見えない相手を、人はなかなか信用できません。裏を返せば、顔を見せていれば、信頼されやすくなります。
チラシ作成時には、柔和な笑顔の写真を用意しておきましょう。

※なお、士業のサービスのように、利用頻度(購買頻度)が低いものは、売っている人が誰か分からないと安心して買えません。士業の先生の顔出しは必須です。

事業への思い

顔写真だけでなく、先生の人となりが見える内容をチラシに盛り込めるとよりいいです。
なぜ独立したのか、なぜこの業務を始めようとしたのか、先生の思いを専門用語を使わずに「話し言葉」で書くことがポイントです。相手に語りかけるような口調で書くと、とっつきにくいイメージの事業でも緩和できます。

お客様の声

お客様の声は、信頼を得るにも、証拠にも最大の効果を発揮します。「〇〇専門」「〇〇に強い」と言葉で伝えるよりも、お客様の声から伝わる専門性の方が、はるかに信用性が高いです。

また、お客様の声から自然に感じとってもらえるので、「偉そう」とも思われずに済みます。チラシに掲載できるお客様の声は、複数用意しておきましょう。なお、できるだけ具体的な情報(名前・年齢・顔写真・住んでいる地域etc)を載せられた方が、真実味も増して信じてもらいやすいです。

連絡先

当たり前ですが連絡先は必須です。
電話番号、メールアドレス、ホームページなど、連絡先は目立つ位置に配置しましょう。

また電話番号のそばには、営業日・営業時間も共に記載することも大切です。せっかく問合せようとしたのに、電話が営業時間外でつながらなかったり、休業日でつながらなかったりしたら、失注につながってしまいます。

連絡手段

連絡手段は複数用意しましょう。電話だけでなく、メールアドレスやFAXなど、できるだけ多くのレスポンスデバイスがあった方が良いです。

もしホームページを持っているなら、ウェブへの誘導を入れることをお勧めします。チラシには紙面に限りがあるので、どうしても掲載できる内容に制限が出てしまいますが、ホームページでなら伝えたい情報を伝えたいだけ掲載できます。
ウェブへの誘導を入れる場合、URLを書くだけでは不十分です。URLを直接打ち込んでまで来てくれる人は少ないので、URLだけでなく「検索キーワード」を記載したり、QRコードを記載したりすると良いでしょう。

まとめ

チラシの反応率は、0.01%~0.3%
チラシに絶対必要な要素を入れ忘れないようにしよう
オファー(=お客様がサービス・商品を購入することで得られるメリット)はよく練って設定しよう
チラシ作成時には、お客様が感じられるメリット、信頼感を意識して